卵巣年齢でわかることをご紹介

公開:2024.0619 更新:2024.0619

卵巣年齢やAMHは、ご自身が妊娠可能な期間を知るための重要な指標となります。
しかし、それぞれの言葉が何を意味しているのかを、正確に理解できている方は多くないかもしれません。

そこで本記事では、卵巣年齢とAMHの概要や、妊娠との関係を紹介します。
妊娠のタイムリミットについて気になる方は、ぜひ参考にしてください。

卵巣年齢とAMHとは?

女性が一生のうちに、妊娠できる期間は限られています。
その期間を知るための目安となるのが、“卵巣年齢”と“AMH”です。

卵巣年齢

卵巣年齢とは、卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるかを表す指標のことです。

卵巣の中にある卵子は、胎児のときに作られて以降は増えることがなく、排卵のたびに減少しつづけます。
卵子の数は、生まれた時点で持っている数、体質やその後の生活習慣によっても異なるため、実年齢が同じでも個人差があります。

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AMH

AMHとは、アンチ・ミューラリアン・ホルモン(抗ミュラー管ホルモン)の略であり、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンのことです。
血液検査によって知ることができるAMHの数値は、体内に残っている卵子の数を推測する材料となります。

検査費用は、実施する機関によって異なりますが、5,000~10,000円程度が一般的です。
なお、AMH検査には保険が適用されません。

卵巣年齢が高いとはどういうこと?

卵巣年齢は、高ければ高いほど卵子の残り数が少ないことを意味します。

当然、卵子がなくなれば妊娠することは不可能ですから、卵巣年齢を知ることは妊娠のタイムリミットを意識し、不妊治療を始めるきっかけになります。

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妊娠と卵巣年齢

妊娠と卵巣年齢には、密接な関係があります。

先述の通り、卵巣年齢には個人差があり、実年齢から大きく乖離しているケースもあります。そのため、卵巣に残っている卵子の数を推定する卵巣年齢は、子どもを授かりたいと考える方にとって重要な指標となるのです。

また、加齢によって卵子の質が低下することも、妊娠に影響を及ぼす要因です。年齢を重ねるごとに、排卵されていない卵子の休眠状態は長くなり、その間に細胞質が老化することで、染色体に異常が起こります。

このように染色体に異常が起こると、受精後に細胞分裂しにくくなって、着床にいたる確率が低下してしまいます。

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卵巣年齢は、不妊治療を考える方にとって重要な指標になる

本記事では、卵巣年齢の概要や妊娠との関係を紹介しました。

卵巣年齢から、卵巣に残っている卵子の数を知ることができるので、不妊治療を検討するきっかけになります。
妊娠するためには健康な卵子が不可欠ですが、女性は年齢を重ねるごとに卵子の数が減少し、質が低下していきます。
ご自身の卵子で妊娠することを希望するのであれば、ご自身の卵巣の状態を把握し、早めに対応することが大切です。

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