不妊治療中にダイエットをしても大丈夫?
公開:2024.0807 更新:2024.0807
「肥満は不妊症の原因になる」と耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
一方で、不妊治療中の無理なダイエットもまた、リスクのある行為です。
本記事では、不妊治療中のダイエットが体にもたらす影響や注意点を紹介します。
ご興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
不妊治療とは
不妊治療とは、妊娠を望むカップルが子どもを授かるために行う治療のことです。
主な治療法には、タイミング法や排卵誘発法、人工授精があり、その他に生殖補助医療として体外受精などがあります。
不妊の原因にはさまざまなものが考えられ、それに応じて最適な治療法を選択しなければなりません。
不妊治療中は医師の言葉に従ったうえで、ご自身でできることを取り入れると、子どもを授かる可能性を高めることができるでしょう。
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不妊治療中のダイエット
不妊治療中でも、無理のない範囲であれば、ダイエットをしても問題ありません。
肥満が「生理不順」「排卵障害」などの原因となり、妊娠しにくくなる場合があるため、適正な体重を上回っているのであれば、ダイエットで不妊の原因を取り除く必要があります。
ただし、自己流の極端なダイエットはお勧めできません。激しい運動を行ったり、急激な減量などは避けてください。
ホルモンバランスが崩れ、体重減少性無月経などの月経異常が起こりやすくなります。
不妊治療中は、体重の増加が気になったとしても、食事を大幅に制限するような過度なダイエットではなく、正確な知識に基づいて、肉体的にも精神的にもストレスにならない程度を継続することが大切です。
太りすぎ・痩せすぎはどちらも良い状態ではないため、適正な体重を保つことが、妊娠を後押ししてくれるはずです。
妊娠を目指す方におすすめの運動
妊娠は、女性の体に大きな負担がかかります。
妊活中の方は適度な運動で筋肉をつけ、健康的な体を作りましょう。
特にウォーキングやヨガ、ストレッチなど、日常生活のなかで取り入れやすい運動はおすすめです。
ウォーキングの場合は、1日30分ほどを目安に、週150分以上などの中程度の運動習慣を心掛けるのが望ましいとされています。
運動が妊活中の体にもたらす影響
適度な運動は、妊娠を目指すうえで多くの良い効果をもたらします。
- 妊娠に向けた体づくり
- ストレス解消
- 基礎代謝の向上
- 生活習慣病の予防
運動によって筋肉量や血流が改善されれば、妊娠時の体の負担を減らすことにもつながります。
運動時に気をつけること
不妊治療中の女性は、長時間の激しい運動は控えるようにしてください。
1986年の海外の論文によると、排卵障害のある不妊女性の間で、“60分間激しく運動した女性の不妊のリスクが6.2倍増加する”という報告がありました。
また、先述の通り、極端な食事制限や運動により適正体重以下にまで体重を減らし、体脂肪率が17%以下になると、体重減少性無月経などの月経異常が起こりやすくなります。
適度であれば問題ありませんが、極端な運動はリスクもはらんでいるということは覚えておきましょう。
参照元:Exercise as a risk factor for infertility with ovulatory dysfunction.
不妊治療を続けてもうまくいかない場合の選択肢
不妊治療には、タイミング法や排卵誘発法など、原因ごとに適切な方法があります。
しかし、このような不妊治療を続けても効果が現れない場合は、卵子提供や代理出産といった手段を選ぶのも前向きな選択肢の一つです。
たとえば卵子提供による妊娠は、日本ではまだ一般的ではないものの、アメリカではすでに不妊治療の一つとして浸透しています。
卵子提供や代理出産は、日本で受けることが難しく、希望する場合は治療が認められている海外の国に渡らなければなりません。
これらの治療を検討する場合には、信頼できるエージェントを探して相談すると良いでしょう。
不妊治療中の極端なダイエットは、体に悪影響を及ぼす
本記事では、不妊治療と運動・ダイエットの関係について紹介しました。
適度な運動は血流を良くし、妊娠に向けた体作りにつながります。
しかし、激しい運動や食事制限で極端に体重を減らしてしまうと、無月経などの月経異常が起こるおそれがあるため、注意してください。
不妊治療がうまくいかない際は、卵子提供や代理出産も選択肢一つです。
ミラクル・エンジェルスでは、卵子提供や代理出産のエージェントとして、子どもを授かりたい方のサポートをいたします。
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